概念設計手法5つのキーポイント

1:「概念=システム」です。概念は、以下の6つの要素で構成(見える化)されます。

  • 目的
  • 目標
  • 仕様
  • 達成手段
  • プロセス
  • うれしさ

2:「システム=階層構造(クラスオブジェクト)」を持っています。 この世の中は、社会通念~機能までの8つの階層構造を持っています。

  • 理念(under社会通念/憲法)
  • 方針:方向と指針(to経済)
  • 前提条件/制約/拘束条件by政治
  • 運用/モード/場合(When,InCaseOf)
  • 構成:Module
  • 登場(人)物:Character(Who,What)
  • 要求:Requirement
  • 機能/プロセス:Function(HowtoDo)

3:「正解=複数の視点で見て同時に成立するもの」です。 個々の専門家の意見は正しくても、それが正解ではない(全体を正しく説明していない)。

  • 同一物でも視点の違う人でそれぞれ違う説明になる
  • 議論の対象は、立体モデルとしての認識が必要
  • いくつもの視点を渡り合えることが必要
  • 視点の違う人の意見が入らないと正しいものは見出せない

4:議論の対象は「リアルワールドオブジェクト」として、4つの視点で整理します。 正解を得るには、少なくとも4つの視点で対象が整理されなければならない。

5:設計過程で「茶の木畑に迷込まない」ための工夫が、オントロジーです。 本概念設計手法では、バックワードキャスティングとフォアワードキャス ティングの両方同時のフレームワーク(オントロジー)を採用しています。